患者様へのご連絡
院外処方せんについて
調剤薬局では、病院や診療所などが発行した院外処方せんに基づいて調剤を行います。患者様本人ではなく、代理の方が来ていてだいても大丈夫です。
どちらの医療機関の処方せんでも受付しております。都内だけでなく全国の処方せんを扱うことができます。ぜひ、かかりつけ薬局*としてご利用ください。
*かかりつけ薬局
複数の病院や診療科を受診していると、同じ薬が処方されたり、お薬によっては他のお薬と反応して問題が生じる場合があります。それを防ぐためには、いつも同じ薬局でお薬の管理をしてもらうことが大切です。このような行きつけの薬局のことを「かかりつけ薬局」といいます。お住まいや勤務先に近いところにかかりつけ薬局を決められると、便利で安心です。
調剤管理料および服薬管理指導料について
患者さまの服薬状況や副作用歴、アレルギー情報をもとに、薬剤師が薬学的な分析・評価を行い、適切な薬学的管理を実施しております。必要に応じて医師への処方提案も行い、患者さまが安全かつ効果的に薬を服用できるようサポートいたします。
また、服薬指導では、薬剤情報提供文書を用いて、お薬の正しい服用方法や注意点を丁寧にご説明いたします。服薬後の体調変化や服薬状況についても継続的に確認し、必要に応じて追加の説明やアドバイスを行っています。
時間外・夜間・休日の受付について
当薬局では厚生労働省の基準に基づき、下記の時間帯に受付・調剤を行った場合、所定の加算(追加料金)が発生します。あらかじめご了承ください。
平日 / 土曜の開局時間外(6:00~8:00と18:00〜22:00)*基礎額の100%を加算
日曜・祝日・年末年始(12/29~1/3)の開局時間外*基礎額の140%を加算
開局時間外(22:00〜翌6:00)*基礎額の200%を加算
上記の深夜と休日を除いた19:00(土曜日にあっては13:00)から翌8:00までの間に調剤を行った場合と
休日又は深夜であって、当該保険薬局が表示する開局時間内の時間に調剤を行った場合*40点を加算
明細書の発行について
医療の透明性を重視し、調剤報酬の算定項目が記載された明細書を無料で発行しております。医療費の自己負担がない公費負担医療の方にも発行可能です。
明細書には、調剤に使用されたお薬の名前や服用量が記載され、ご家族など代理の方が会計される際にもお渡ししております。明細書の発行を希望されない場合は、お手数ですがスタッフまでお申し出ください。
ジェネリック医薬品について
ジェネリック医薬品は、厚生労働省が先発医薬品と同じ有効成分・同等の効果があると認めた医薬品です。最初に開発されたお薬は先発医薬品と呼ばれますが、先発医薬品の特許が切れた後に、有効成分、分量、用法、用量、効能及び効果が同じ医薬品として新たに申請され、製造・販売される安価な医薬品です。また、製品によっては大きさ、味、においの改善、保存性の向上等、先発医薬品よりも工夫されたものもあります。
当薬局では、ジェネリック医薬品の活用を積極的に推進しており、患者さまのご希望や医師の意見を考慮しながら、費用負担の軽減や服薬しやすさを踏まえた最適なお薬をご提案いたします。お気軽に薬剤師へご相談ください。
長期収載品の選定療養について
後発医薬品がある先発品(長期収載品)の調剤において、制度に基づき特別の料金をいただく場合がございます。制度の趣旨をご理解いただき、ご不明な点はお気軽にご相談ください。
お薬お渡しまでの流れ
処方受付・処方せん鑑査
処方せん(医師が薬の指示を書いたもの)を受け取り、重複処方や相互作用の問題はないか、過去に処方された薬も含めチェックします。 問題がある場合は医師に確認をします。
薬袋の作成・調剤
調剤では、処方された薬を患者様にわかりやすく、服用しやすいよう工夫をしています。 (薬の数が多く服用方法も複雑な場合は、錠剤を1回分にまとめたり、錠剤が飲めない患者様には粉砕を行います。)
調剤鑑査
調剤を担当した薬剤師とは別の薬剤師が、処方通り正しく調剤されているか最終チェック(調剤鑑査)をします。
お薬のお渡し
このような確認の過程を経て、患者様にお薬をお渡し致します。
お薬手帳について
お薬手帳は、これまでに処方された薬の名前や飲む量、回数、アレルギー歴、副作用の経験などが記載できるようになっています。
これらの情報があれば、初めての医療機関でお薬を処方されたときや、複数の医療機関にかかっている場合に、お薬の飲み合せや、体質に合わないお薬が処方されていないかなど、相互作用や重複投与をチェックすることができます。
医療従事者に見てもらうことで、服用している薬を確認してもらうことができ、飲み合わせや重複を防ぐことができます。災害などの非常事態や旅行先でも服用している薬を確認してもらうことができます。
お薬手帳の使い方
1.病院や医院、歯科医院、薬局に行ったときに、医師・歯科医師や薬剤師に提出してください。医療機関へ行かない時(買い物・散歩時)も、常に持ち歩いてください。
2.今までに、体に合わない、効かない、副作用が出た薬があったら、必ず記載してください。
3.病院や薬局でお薬の名前等を書いた説明書を渡された場合は、そのまま貼ってください。
市販のお薬を買った場合にも、記録しておくと良いでしょう。
4.お薬について、わからないこと、困ったこと等があるときには、空欄に記録しておきましょう。
5.もらったお薬の記録(薬歴)になりますので、大切に保管してください。
健康相談の実施について
当薬局では、処方せん調剤に加えて、健康相談も承っております。
- 生活習慣病の予防・改善
- サプリメントや健康食品の選び方
- 服薬管理・相互作用の確認
薬剤師が患者さま一人ひとりの状況に合わせて、専門的なアドバイスを提供いたします。お気軽にお声がけください。